ニュージーランド空の旅と中つ国(ミドル・アース)
ニュージーランド旅行は、ニュージーランドに来たのか中つ国へ来たのかわからなくなるほどたくさんの「ホビット」とのタイアップを見つけることができました。
『ホビット:竜に奪われた王国』公開直前&直後といういいタイミングだったこともあり、空港には「ホビット」がたくさんいました。
このエントリーでは、ニュージーランドの空の旅で出会った中つ国をまとめました。
ドワーフ像が迎えてくれるオークランド国際空港
オークランド国際空港に到着すると、最初に目に飛び込んできたのは、マクドナルド…じゃなくて、見覚えのあるあの姿。はなれ山の門の両脇をかためているドワーフ像が到着ロビーで待ち構えていました。
「ついにニュージーランド(中つ国)に着いたー!」(&「はじめて海外に降り立ったー!」)という興奮をひとりで抱えていたので、これを見た時には「本当に来たんだなー」と感慨深い思いが。
オークランド国際空港はニュージーランドの玄関口ですから、中つ国訪問のために来たファンをきちんと喜ばせてくれるうれしいお出迎えでした。
到着ロビーだけあって人が多くて写真がちゃんと撮れないなぁと思いながら、時間を持て余して空港を歩いていると、2階にもドワーフがいました(ですのでこれは2Fにいるドワーフ像の写真)。

正面から。
人の背の高さの2倍はあろうかと思うドワーフ像。背の高い男性が横に立っても像の手まで背は届きません。

よく見ると、腕のあたりに苔が生えています。手がこんでいますね。
ここで早くもWETA WORKSHOPの腕前を拝見できるとは思っていませんでした。本物のドワーフ像に興奮しました。

オークランド国際空港の本屋さん。「ホビット」コーナーがありました!Jemima Catlinさん挿絵のホビットも並んでいますね。
ハミルトン空港〜ウェリントン空港の機内にて
マタマタのホビット村を観光した翌日、B&Bのホストがハミルトン空港まで送迎してくれました。
搭乗時間を過ぎても案内のない出発ロビーで待っていたら、隣席のKiwi(ニュージーランド人のこと)のおじいさんに日本語で話しかけられました。何やら日本語を練習しているそうです。「あなたは……」と。日本語は途切れてしまいましたが、待ち時間に少し現地のかたと交流ができました。
飛行機に搭乗して飛行が安定したら、お茶タイム。『ホビット』仕様の紙コップがでてきました!もったいなくて紙コップはもらったのに、珈琲も紅茶も飲まずに持って帰ってきました(つぶれてしまったけど…でもそれでも私はうれしいの)。写真は飛行機で撮っておきました。

この後、国内線はもう一度乗ったんですが、その時はラグビーのニュージーランド代表オールブラックスのものだったので紙コップは1つしか手に入りませんでした。
私のニュージーランド旅行は12月、まさに「ホビット:竜に奪われた王国」がニュージーランドで公開される直前からスタートしたこともあり、ニュージーランドは「ホビット」でいっぱいでした。
ニュージーランド航空の機内誌「KiaOra」は、日本でも入手できる機会が数回あったようで(赤坂のニュージーランドギフトショップや試写会で配布されたとのこと。)、持っているファンの方も多いかもしれません。

ウェリントン空港は”The Middle of Middle-earth”
ウェリントンは「風の町」と言われています。ウェリントンに近づいて飛行機の高度がさがってくると山間に家が見えるようになり、晴天にも関わらず飛行機がぐらぐらと揺れました。心配するほどではありませんでしたが、ハミルトンのホストの女性が「前にウェリントンに行った時はすごい揺れて落ちるかと思ったわ…」と言っていました。恐るべし、ウェリントン。
滑走路に着陸すると空港の建物には「The Middle of Middle-earth」と大きく書かれてありました。写真に収められず残念。
これに気をとられていてウェリントン空港の到着ロビーに入った時にはすっかり忘れていました。
そう、訪れるちょうど1週間前に大鷲族がウェリントン空港にやってきたのです。

先頭をゆくグワイヒアとガンダルフ。ガンダルフはイアン・マッケランさんに表情までそっくりで、またグワイヒアも今にも動き出すのではないかと思うほど精巧なつくりでした。
ウェリントン空港に登場したばかりとあって、道ゆく人の目をひいていました。
グワイヒアの後を追いかけるようにしてもう一羽。ランドローヴァルでしょうか?

さらにその奥には「うまい魚」に手を伸ばすゴクリが…。
こちらの彼は1月にあったM6.2の地震で落下してしまったそうで2か月足らずで気の毒です。

この二羽の位置関係はこんな感じ。前を行くのがガンダルフを乗せたグワイヒアです。
ウェリントン空港のYoutubeチャンネルに設置の様子のタイムラプスが掲載されていました。
ウェリントン空港の売店にも「ホビット」特設コーナーができていました。映画関連書籍が平積みされた上に立てられていました。

紹介を怠ると怒りそうな人を忘れていました。大鷲さんの背後にも見えたゴクリことゴラム。正直なところリアルで気持ち悪かったです…笑。いろいろな角度から撮ったんですが、近寄るとけっこう不気味なのでこれくらいの写真に留めておきましょう。

こちらは2012年の『ホビット:思いがけない冒険』(第1部)のプレミアの時に設置されました。この調子なら、2014年もWETA WORKSHOPが何かしら制作してくれるのではないかしらと淡い期待をしています。
ゴラムは『ロード・オブ・ザ・リング』の頃から看板キャラクターのひとりではありましたが、ゴラムの巨大オブジェを最初につくるあたりがWETA WORKSHOPのユーモアを感じます。
写真にはないのですが、WETA WORKSHOPのグッズを置いている店があったので、荷物の増やせないバックパック旅行だと言うのにどうしても欲しくなり、ホビット穴のスタチューを1つ購入しました。

クライストチャーチ空港
クライストチャーチ空港はあまり探検している時間がありませんでした。だから、いろいろ見逃しているのかもしれませんが、売店の書籍コーナーはチェックしてきました。通路に面したところに特設棚が設けられていました。ラインナップは他の空港とそう変わりはありませんね。

「空の旅と中つ国」をテーマにニュージーランド旅行記のひとつをまとめました。撮影地に行かずとも中つ国に訪れた気分にしてもらえて、道中もわくわくしっぱなしでした。
これだけでなく、関空からのオークランド便やニュージーランド国内でのすべての飛行機の「機内安全ビデオ」が『ホビット』仕様のものだったのも浮かれられた理由のひとつ。最初に見た時には「これから本当にニュージーランドに行くんだな」とじーんとしました。
映画公開直前&直後というタイミングだったからということもありますが、日本ではなかなかお目にかかれない、ホビットの盛り上がりぶりを目の当たりにできたのはいい思い出です。