ラウレリンドレナンは何を意味するのか

ロスローリエンは、フロドたちが訪れるはるか昔にクウェンヤで「ラウレリンドレナン」と呼ばれていました。意味するのは「歌う黄金の谷間の国」。ロスローリエンが黄金の森と呼ばれる由縁は、マルローン樹(金色の木)の森だからですフロドたちもこの黄金の森を目にしています。ケリン・アムロスもカラス・ガラゾンもさぞ美しかったろうと思います。
ラウレリンドレナンの要素
- laurë
- 黄金
- lin-
- 歌う
- ndor
- 陸地
- nand
- 谷間
ガラドリエルとケレボルン、及びロスローリエンの歴史は、『終わらざりし物語』でクリストファ・トールキンが指摘するように、矛盾が多いことを念頭に置く必要があります。詳細は「ガラドリエルとケレボルンの歴史」をお読みいただくとして。
ロスローリエンの地に古来から住むのはシルヴァン・エルフですが、彼らは自らをリンダール(歌い手)と名乗る、他の名前ではテレリ族として知られるエルフ族から分かれた一派でした。おそらくトールキン教授はそれがわかる要素を残すことに策を凝らしたのではないかと思います。それゆえに「歌う」という語義が入っているのだとクリストファ・トールキンも指摘しています。歌う黄金の谷間、美しい地名です。ケレボルンとガラドリエルは他のところからきて、シルヴァン・エルフの中に混ざっていきました。