メリー、ピピン、エオメル、エオウィンの意外な年齢差

旅の仲間の4人の中で年長なのはフロドです。その次はサム・ギャムジーですが、メリーはバック郷の後を継ぐ身ですし(まあ、ピピンもそうですけど)、原作を読むとわりかししっかり者として描かれています。
ホビット庄を出発した時、ピピンはホビットのいう年齢では成人に達しておらず(ご存知の通り、ホビットの成人年齢は33才)、そのやんちゃぶりはピーター・ジャクソン版の映画でよく表現されていましたね。
ですから、こうしてメリーが特に関わることになるローハンの二人と並べた時に、メリーとピピンが、エオメルとエオウィンの兄妹よりも年長であることは、意外に思えました。この、成人年齢(文化)の違いも含めて個々の行動を見ていくと、また一層おもしろく『指輪物語』が読めますね。
第三紀3019年の時点で各人の年齢は以下の通りです。
- メリー 37才
- ピピン 29才
- エオメル 28才
- エオウィン 24才
参考書籍
- 『新版 指輪物語〈追補編〉』 J.R.R.トールキン(著)、瀬田貞二、田中明子(訳) 評論社 1992年