The Study of Bag End

アラン・リーさんの描き下ろし装画がすてきなブラジルの新装版『指輪物語』

※ポルトガル語を機械翻訳を使用して読んだうえで書きました。誤りがあるかもしれませんので、委細はご自身でご確認ください。

ポルトガル語版『指輪物語』(原題:O Senhor dos Aneis)がブラジルのハーパーコリンズ社から20211220日に発売されます。ふだんは英語以外の洋書を紹介することはほとんどありませんが、とても美しいので日本のファンの方にも見ていただきたいと思いました。

amazon.com.br より

装画、挿絵はアラン・リーさん。透明なブックケースに収められていて、本を取り出すとイラストがじっくり見られる装幀になっているようです。

各国語版の『指輪物語』は、イギリスで最初に発売された時のように三分冊で出版されることも多いです。けど、もとは一冊の本であるというトールキン教授の意向を踏まえて、近年では一巻本も刊行されています。そういうわけでブラジルでも今回、一巻本の『指輪物語』が刊行される運びとなりました。

日本語で一巻本を作ったらかなりのボリュームになりそうですが、いつか見てみたいものです。

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ところでこのアラン・リーさんの装画は(おそらくは)ブラジル版のための描き下ろし。ケースから出したイメージをじっくり見ると、遠くにミナス・ティリスが描かれているのが見えます。そして、背表紙にはナズグール(黒の乗手)を乗せた獣。

出版社から紹介されてはいませんが、じっくりと見るとこの作品の場面はただミナス・ティリスを描いただけでなく、『指輪物語』のなかのある特定の日を描いているようです。じっくりご覧になってみてください。

ミナス・ティリスを取り囲むペレンノール野の広範囲から煙が立ちこめています。第一層の城門前には何か背の高いものがいくつも乱立しています。おそらくこれは攻城やぐらでしょう。けれど、ミナス・ティリスの向こう側には陽光がさしています。もうわかりましたね?

きっと、新しいブラジル版『指輪物語』の装画はペレンノール野の合戦の日の朝を描いたんでしょう。ミナス・ティリスに一番近い烽火台のあるアモン・ディーンからの見晴らしではないかと予想しています。海賊船が描かれていないので、アラゴルンたち灰色の一行はまだ到着していませんが、ロヒルリム(ロヒアリム)がやっと来たところかもしれません。すみずみまでじっくりと見てみたい作品です。

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装画のイラストはこのように綴じ込み付録にもなっています。

SNSでは、ブラジルのトールキンファンから「美しい!」とすでに絶賛のコメントが届いていました。こんなすてきな装幀の本を出してもらえるなんて、ブラジルのファンたちが羨ましいです! ブラジルにはYouTubeチャンネル「Tolkien Talk」などで見れるように熱心なファンのグループもあるようです。この本が発売されたら、きっとご紹介くださるでしょうから楽しみに待ちましょう。

出版社による紹介

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