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伝記映画『トールキン』2019年5月10日にアメリカで公開

J・R・R・トールキンの伝記映画『トールキン』(原題)のアメリカでの公開日が、と発表されました。1 日本でも観れることを期待しています。

どんなストーリー?

プレスリリース2 をもとに書かれたと思われる映画.comの紹介によれば、あらすじはこの通り。

学校で出会ったはみ出し者たちと友情を育みながら、創造的なひらめきを得ていく孤児トールキンの幼少時代から、オックスフォード大学を卒業後、第1次世界大戦への従軍で味わった壮絶な体験によって、「ホビットの冒険」「指輪物語」の執筆にいたるまでを描いていく。
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トールキンといえば、読書がお好きな方にはC・S・ルイスらとのインクリングズのほうがピンと来るのかもしれません。以前、他にもそうした伝記映画の制作が別に進行中という話がありました。4 本作はトールキンの若年期に焦点をあてた物語になるようです。

ニコラス・ホルトがトールキン、リリー・コリンズがエディス・ブラット、という配役が中心にメディアで取り上げられています。さらに、この二人に加えて、トールキンの弟ヒラリーや、G・B・スミス、ロブ・ギルソン、クリストファ・ワイズマンらT.C.B.S.のメンバーたちには、青年期だけでなく、若年期の俳優が別途キャスティングされているようですね。また、ダッチェス通り37番地のフォークナー夫人もあがっているところを見るに、トールキンとエディスが偶然にも同じ家に下宿して出会い、仲を深めていく様子は描かれるのではないかなと思います。若き日のクリストファ・トールキンも登場するんですね。5

ニコラス・ホルト氏の軍服姿などの写真はすでに公開されているので、第一次世界大戦の従軍中のエピソードもありそうです。どんな物語になって描かれるのか…今からとても楽しみです。

トールキンの伝記って?

今回題材になる範囲は、邦訳されている本ならハンフリー・カーペンターの『J・R・R・トールキン ―或る伝記』が詳しいです。カーペンター曰く、トールキンの場合、伝記作家の好みそうなことはオックスフォードで教授になる以前にすべて起こってしまったと綴っています(『指輪物語』などの執筆と出版は人生の後半の出来事ではあるのですが)。

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