The Study of Bag End

トールキン展「J.R.R. Tolkien: The Art of the Manuscript」がアメリカで2022年後半に開催予定

アメリカ・ウィスコンシン州にあるマーケット大学で 2022年8月19日から同年12月12日まで、トールキン展『 J.R.R. Tolkien: The Art of the Manuscript 』が開催されると発表がありました!

マーケット大学のレイナー記念図書館は、トールキン教授の『ホビットの冒険』、『指輪物語』、『ブリスさん』、『農夫ジャイルズの冒険』の原稿などを収蔵しています。

これはトールキン教授がご存命中に自ら売却した原稿で、手書き原稿とタイプ原稿が含まれます。先に『指輪物語』以外の原稿が大学へ送られ、『指輪物語』は一年遅れで到着しました。これは『指輪物語』の原稿を整理し、註釈をつけ、日付をふるための遅れだったようですが、到着した時にはなかなか混乱した状態だったそうです。*1

今度の展覧会「 The Art of the Manuscript 」は、マーケット大学にある膨大なコレクションの展示がベースになるそうです。けれど、オックスフォード大学のボドリアン図書館からも重要な原稿や絵を借り受け、展示規模は 100 点以上になるということ。この中にはこれまで未発表だったコレクションも多く出展されるということです。

Tolkien: Maker of Middle-earth」(オックスフォードで2018年、ニューヨークのモルガン図書館で2019年)、「Tolkien, voyage en Terre du Milieu」(フランス国立図書館で2019年〜2020年)でも展示された作品もあるようですが、今回は原稿を中心に展示する独立した企画とのこと。

この展覧会はトールキンの研究生活をさらに掘り下げ、彼が親しみ、彼自身の創作活動に影響を与えた歴史的なテキストを紹介します。*3

また、展覧会に向けてイベントの計画や、展覧会のために書籍が出版されるそうです。これは続報を待ちましょう。

日本ではいまだコロナ禍が続いていますので、1年後にアメリカへ渡航できるのかさえ不確かです。けれど、これは観たいです。

会期
2022年8月19日から2022年12月12日
会場
マーケット大学内ハガーティ美術館( Haggerty Museum of Art, Marquette University )
キュレーター
ウィリアム・フリス(マーケット大学のトールキン・アーキビスト)
サラ・シェーファー(ウィスコンシン大学ミルウォーキー校の美術史助教授)
チケット

Notes and references

  1. J.R.R. Tolkien, Christopher Tolkien(ed.), The History of Middle-earth: The Return of the Shadow, Forward.
  2. J.R.R. Tolkien: The Art of the Manuscript // Raynor Memorial Libraries // Marquette University, posted on 19 August 2021 (accessed on 22 August 2021).
  3. FAQ – J.R.R Tolkien: The Art of the Manuscript // Raynor Memorial Libraries // Marquette University, posted on 19 August 2021 (accessed on 22 August 2021).