The Study of Bag End

ヴァリノールに立つ人物が誰か明らかに

2021年8月、ドラマの一場面としてアマゾン・スタジオがはじめて公開したのはヴァリノールの風景でした。これがヴァリノールであること、二本の木の時代であることは明らかです。

けれど、中央に立つ白っぽい装束をした人が誰かについては、このイメージが公開されてからこの2か月というもの、ファンのあいだで議論を呼ぶものでした。きっとアマゾンの思惑通りにいったのでしょう。

この人物は誰かについて、ガラドリエル、美しい姿をとれる頃のサウロン、オローリン、ケレブリンボール、ヴァラールの一人……など、ファンからさまざまな意見が寄せられましたが、今のところアマゾンはだんまりです。

ここで、いつも頼もしいフェローシップ・オブ・ファンズ( YouTube )が今回もやってくれました。この白い装束の人物は、ガラドリエルの兄たちの誰かであることは確かな情報だといっています。

ガラドリエルの兄のフィンロド・フェラグンド、アングロド、アイグノールの三人の名前を挙げていますが、もっともありそうなのは長男フィンロドではないかということ。けど、これは未確認情報だと説明しています。

ガラドリエルの兄たちの中でフィンロドのみが『指輪物語』に数回名前が挙がっていますので、『シルマリルの物語』の映像化権がなくても言及することができます。

それに、原作を読んでいなくても『ロード・オブ・ザ・リング』を観た人の興味もそそる伏線をはることができるでしょう。

例えば…[※ネタばれ]

アラゴルンがつけていたバラヒアの指輪はフィンロドからバラヒアに贈られ脈々と受け継がれたこと、フィンロドを殺したのはサウロン(の手下)であること、前述の通りフィンロドはガラドリエルの兄であることなどが挙げられます。

『シルマリルの物語』を読んだ人は、先ほどのガラドリエルの兄の中にオロドレスの名前ないことに気がついたかもしれませんが、英語圏の人たちの間ではすでに数十年前からそれが定着しているからだと思います。詳しくは「ギル=ガラドの父親は誰か」で説明しました。ご興味がありましたらあわせてお読みください。

8月に今回のイメージが公開されてから、ドラマ版『指輪物語』とは言うものの第一紀の『シルマリルの物語』の時代を取り扱うのではないかという期待の声も聞かれます。アマゾンはファンに対して2019年には早くも「第二紀へようこそ」と語り、2021年になってもあらすじで第二紀を題材にすることを発表しています。

それゆえ、こうしたヴァリノールのイメージやガラドリエルの兄の誰かは、数分間のプロローグに登場したり、細切れのフラッシュバックである可能性があります。

また、今回のフェローシップ・オブ・ファンズのビデオでは、J・A・バヨナさんが監督するシーズン1の二つのエピソードのうち、エピソード1のうわさも紹介してくれました。

ガラドリエルと他のエルフたちは雪と氷の山を登攀し、雪の平原を横切っていく場面があるといううわさです。その後洞窟へ入り、トロルに遭遇するという展開だそう。これはガラドリエルの背景を紐解くものかもしれないとお話されていました。ヘルカラクセの一場面かもしれません。

権利的にはどうなるか不明ですが、TORn のスパイレポート(日本語あり)によれば、アマゾンはドラマ化するために『シルマリルの物語』の権利を獲得したという話も出ています。

また、同じレポートにあるトロルへの言及にも通じる部分があります。「洞窟トロルと呼ぶことができず、アイス・トロルとして言及される生き物がいる(ワーナー・ブラザーズのライセンスによる制約)」という部分です。ヘルカラクセに棲息するのなら、厳しい寒さに適応しているトロルが出てきてもおかしくありません。

それぞれ情報源は不明ですが、複数の情報源から寄せられた情報だとすれば説得力がありますよね。

ところでフェローシップ・オブ・ファンズはこれまでにも独自の情報網から、アマゾンが未発表の情報を届けてくれました。監督の起用( YouTube )などを実際に当てていますから、今回も期待してもいいかもしれません。

答え合わせは来秋とまだ先ですが、やっぱり誰が登場するのかという話はわくわくしますね。

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