ドラマ版『指輪物語』の動静 ―2020年6月
撮影再開に向けた動き
アマゾン・プライムのドラマ版『指輪物語』(ロード・オブ・ザ・リング)は今年2月から撮影開始したばかりでしたが、3月中旬には新型コロナウイルスの影響を受けて、撮影の中断を余儀なくされていました。他のアマゾン・スタジオの作品もすべて休止ということでした。第二紀のガラドリエルを演じると噂のウェールズ出身のモーフィド・クラークさんは、昨年10月、1月のキャストの正式発表より前からニュージーランドに滞在しているようですが、休止中は帰国するつもりが、うまくいかなかったとお話されていました。
世界的に収束の見込みは立たないところ、ニュージーランドはいち早く感染症を封じ込め、映画製作再開の動きを見せています。『指輪物語』もプリプロダクション(撮影の前段)または撮影が7月にも再開されると地元紙が非公式の情報源から情報を得ているようです。一方で、本作と同様にニュージーランドで製作されている『アバター』続編は、先立って5月下旬には動き出し、撮影再開されたようです。
撮影再開の報とともにエキストラ募集も出ているんだそうです。昨年10月にも一風変わった特徴を持ったエキストラを募集していましたが、今回の急募の内容もこうです。
出っ歯、顔に火傷がある、長細い手足、頬骨が高い、顔にしわがある、にきび痕がある、耳が目立つ、団子鼻かおもしろい鼻、目が小さい、目が大きい、痩せた顔、骨の欠損…これらを総称して「ファンキーな外見」の人、とタレント・エージェント BGT は書きました。とはいえ、やはりまだこの状況下ですから、ニュージーランド国内での募集です。
いったいどんな場面を撮影しようとしているのでしょうか? ドラマ版『指輪物語』は、ビルボ・バギンズとトーリン・オーケンシールドのエレボール遠征よりはるか昔の第二紀が舞台になるようですが、3441年ある第二紀のなかでどの時代を扱うかなど、いまだ多くのことは不明。想像が掻き立てられる特徴です。
参考
- BGT Actors Models & Talent bizarre casting call for Lord of the Rings television series – NZ Herald
- Production Set to Restart on ‘Avatar 2’ in New Zealand | Hollywood Reporter
- Lord of the Rings TV series issues New Zealand casting call for ‘funky-looking’ people | Film | The Guardian
- BGT Actors Models & Talent – Facebook
- ‘The Lord Of The Rings’ Shuts Down Production Over Coronavirus – Deadline
- BAZ BAMIGBOYE: Gollum but not forgotten! Team behind TV’s Lord Of The Rings is stuck in New Zealand | Daily Mail Online