The Study of Bag End

トールキン作品でお馴染みのあの人を、マクシム・ボルドリーさんが演じると判明

アマゾンのドラマ版『指輪物語』は、第二紀の時代を舞台にすることが発表されています。ですが、3000年以上ある第二紀のどのあたりが描かれるのかいまだに謎に包まれています。ガラドリエル、エルロンド、サウロンが登場するとは報じられているものの、この三人は第二紀を通じて生きていますから、時代を限定するにはあまり参考になりません(最近の映画情報サイトなどでは‘Second Age’を「第二紀」ではなくしばしば「第二期」と書かれています)。

ところが、ついに生きている期間から作品の時代が推測できるような登場人物の話が聞こえてきました。トールキン教授の原作を読んでいる人はもちろん、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を鑑賞した人でも知っているあの人です。

先にThe Study of Bag EndでもKnight Edge Mediaのドラマ版『指輪物語』に登場する人物のコードネームについてご紹介しました。
👉 ドラマに登場するのはどんなキャラクターか?

それからまもなく公開されたFellowship of FansYouTubeの番組内で、コール(Cole)という名前のコードネームが誰なのか判明したとレポートがありました。コールはイシルドゥル(イシルドゥア)であること、それゆえドラマ版『指輪物語』は第二紀の終わりに近い時代を描くであろうということがわかりました。

イシルドゥルのタイムライン
第二紀末期、ヌーメノールが没するまでの主要なトピックとエレンディル父子の存命期間

簡単なタイムラインを起こしてみました。詳しくは『指輪物語 追補篇』や『シルマリルの物語』収録の「アカルラベース」をご覧ください。

ところで、そのコールの人物像を再確認しましょう。これをもとにすると、もう少し時代を限定できそうです。

シリーズ・レギュラー、男性(1822歳)、白人
20代前半の若く剛健な男性で、18歳前後を演じることになる。責任を背負い込みやすく、分別のある精神を感じさせなくてはならない。問題を抱えているが、移り気でカリスマ性がある。優れた役柄。

イシルドゥルはヌーメノール王家の出で長寿ですから、ここで書かれる「18歳前後を演じることになる」が本当にイシルドゥルの18歳を指すのかはわかりません。イシルドゥルは第二紀の終わりに232歳に達していましたが、ヌーメノールが没した時は110歳でした。18歳前後の役なら、これよりもっと前のことになりそうですね。

Fellowship of Fansは、コールがイシルドゥルだということの確認を二重、三重に行い、半年近く費やしたそう。それゆえ、正確性に自信を見せています。なお、彼が登場するのはエピソード3以降で、メインキャラクターの一人だということ。番組内でも、イシルドゥルを演じるのはマクシム・ボルドリーさんではないかと推測がありましたが、Redanian Intelligenceは、マクシム・ボルドリーさんがコール役だという情報を持っていたことを公開しました。

コールはイシルドゥルであり、演じる俳優はマクシム・ボルドリーさんだということは、こうした経緯で確認されました。

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どんな場面が描かれるのか

最後に、個人的な推測を書いて終わりにします。若いイシルドゥルに関して描かれるのではないかと予想しているのは、イシルドゥルの功績の一つ、白の木の果実に関する話です。ヴァリノールとヌーメノール、ゴンドールを結び合わせ、トールキン作品の歴史の奥行きをみせる格好の題材だと思うんですよね。何かしらの形でシーズン1にはヴァリノールの二本の木やトゥーナが映ることを考慮するとよけいにそう思えます。またコールの人物像「責任を背負い込みやすい」性格は、果実をとってきた独断の行動に通じる部分があるように感じられました。

こうした功績が描かれれば、ドラマ版ではイシルドゥルの名誉が挽回できるのかもしれませんね。映画では、一つの指輪を捨てなかったために悪役に近い印象を持たれているのではないでしょうか。

これはシーズン1に限った話題ではないですが、Fellowship of Fansにスペシャル・ゲストとして登場したNerd of the Ringsのマットさんは、イシルドゥルを描いたのち、映画『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』でエルロンドが語って聞かせた滅びの罅裂での会話を描き、エルロンドが「イシルドゥル!!」と叫んで結末を迎える、という予想をなさっていました。

こんな風に明るみになった情報をもとに、ドラマの展開を想像するのは本当に楽しいですよね! 今後もThe Study of Bag Endではドラマ版『指輪物語』の情報を時々ご紹介していきたいと思います。ぜひまたお越しくださいね。

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