The Study of Bag End

レドナルのファーン・コテージ

レドナルのファーン・コテージは、トールキン教授の母上と過ごした最後の思い出の場所です。1904年6月末からおそらく数ヶ月間のことだったろうと思います。トールキンが12才の頃のできごとでした。

ここはセアホールでの思い出と同じくらい、トールキン少年にとって幸せな時間だったと伝記で綴られている場所です。それで来てみたくなりました。

当時はここはバーミンガムではなくウースターシャーの小さな村でした。今でもすぐ近くに境界があります。静養のために田舎だったからこそやってきた場所だそうです。おそらくここも少なからず、トールキンを悲しませたセアホールの開発と同様に、当時とは景色が異なるのでしょうね。キング・エドワード校までの毎日の通学は、苦労しただろうと思います。

ファーン・コテージ

この家は大通りに面した建物の間に入口があります。そこに入るとなんだか静かで、まるで時間が止まっているかのようでした。窓が開いていたので今でも人が住んでいるんですね。

トールキンのバーミンガムゆかりの地を紹介している『The Roots of Tolkien’s Middle-earth』では、ファーン・コテージのプレートが紹介されています。これが素敵で撮ってきたかったんですけど、残念ながら見当たりませんでした。なくなってしまったのでしょうか?

そのかわり、案内板が立っていました。

ファーン・コテージの案内

ファーン・ステイブルズという建物もあるんですね。馬がいた気配はありませんが…。ファーン(fern)というのはしだのことですが、まさか『指輪物語』に出てきたしだ家のビルと馬小屋の着想はここから…なんてことは、ないですかね。

樹齢がどの程度なのか見当がつきませんが、西洋ヒイラギの木が赤い実をつけていました。

ファーン・コテージ前の西洋ヒイラギ

移動時間がかかったわりに、このへんはこれしか見ていないのですけど、時間をかけてでも行ってきてよかったです。

本当は、リッキーの丘のひとつ、ビーコンヒルに登る計画もあったのですが、毎日たくさん歩いて疲れていたのでやめておきました。そのかわり、帰りのバス停は始発から乗ろうと歩いて偶然見つけたコフトン・パークの小高い丘に上ってきました。少ししか過ごしていないですけど、天気がいいので気持ちよかったですよ。

コフトン・パークの丘の上

アクセス

National Express West MidlandsのX20というレドナル行きの路線のバスに乗って行きます。バーミンガムのニューストリート駅からは約40分。エッジウッド通り(Edgewood Rd)というバス停で降りました。乗車時間が長いですから、バスの2階にあがって車窓を楽しむのがおすすめです。
私はエッジバストン周辺のゆかりの地をまわった後に15分ほど歩いて、セント・ジェイムズ通り(St James Rd)というバス停からX20のバスに乗りました。

あちらでスマートフォンを使えるのでしたら、バス会社のアプリをインストールして、アカウントとクレジットカードの設定をしておくと小銭を用意する手間も省けるので便利です。予定に応じてお得な切符もあります。
余談ですが、このバスアプリは、ソリフルからセアホールミルへ行く時やモーズリーからエッジバストンへ向かう時にも活用しました。同じルートを走行している場合でも、National Express West Midlands以外のバス会社では利用できないので注意してください。

鉄道の場合、近隣にロングブリッジ駅がありますが、Googleマップで調べたところ、徒歩で片道約25分かかるということでこのルートはやめました。この駅からのバスもありますが、乗り継ぎの時間とバス停から歩く時間を考慮すると、時間をよけいに使ってしまうことになりそうで今回は利用しませんでした。

参考情報

参考文献

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