The Study of Bag End

鷲と子供亭

C.S.ルイスの『ナルニア国ものがたり』やトールキンの『指輪物語』を生み出したとも言われる、インクリングズ。その会合がよく行われていた鷲と子供亭(イーグル・アンド・チャイルド)です。パブだからビール片手にやるんだろうし「夜に集まっていたのだろう」と思っていたらそんなことはなく、ここには火曜日の朝に集まるのが慣わしだったんですね。1

鷲と子供亭 外観

土曜日のランチタイムに行ったらにぎわっていました。インクリングズが集っていたラビット・ルームは残念ながら満席。トールキンやルイスの写真が飾ってあるので着席したかったんですけど、競争率は高そうです。写真を撮るも人通りも多いし暗めなので写真撮影の難易度も高めです。幸い、店内は奥まで続いているので待たずに席は確保できました。料理がなかなかこなくて注文を忘れられていた疑惑がありますけど😅

Rabbit Room taken by Tom Murphy VII CC-BY-SA-3.0, from Wikimedia Commons
鷲と子供亭 看板

ここのお店の看板には、鷲が赤子を運んでいる様子が描かれています。由来についてはミドルアースの風さんの「鷲と赤子亭のこと」が詳しくておもしろいのでぜひお読みになってみてください😉

ホビットの冒険』ではビルボとドワーフたち、ガンダルフがたまたま飛んできた鷲に命からがら救ってもらいます。「トールキンはこのパブの看板から着想を得たんじゃないかなぁ」2と、トールキンゆかりの地の本の著者が語っています。たしかにトールキンはここを気に入っていたそうだし、ありそうなことですね。

鷲と子供亭

このお店は1650年からあるんだそうです。イングランドを旅行しているとこういう老舗がいくつもあって、それぞれに由来や特色があるんですよね。土地の文化にも根付いているし。それがまたイングランドのおもしろさだなあと思います。

話題がそれますが、トールキンがここを「鳥と赤子亭」と呼んでいたことにちなんで、『ザ・ロード・オブ・ザ・リングス・オンライン』では大堀町にこのパブがあるんですよ。それに、トールキンのご友人たち各位にも会うことができるんです。実際にはもう少し人数もいたようですけど…。ところで肝心の教授はというと、別のところにいます。教授のお誕生日の1月3日にはそちらまで赴くのも恒例行事になりつつあります。

LotRO The Bird and Baby Inn
© The Lord of the Rings Online

このオックスフォードのこのお店の看板は「ガニュメデスがゼウスの鷲に連れ去られる場面」3で、レンブラントも描いているんですが(Wikimedia Commons)、LotROの看板となるとその悲壮感もまったくなしです😁

LotRO The Bird and Baby Inn
© The Lord of the Rings Online

行き方

アシュモレアン博物館から聖ジャイルズ通りを北に進むと、この大きな通りが二つに分岐する手前にあります。中心部からも徒歩で見に行ける場所です。

時間があまりない人は、ノースムーア通りのトールキン旧宅ウルバーコート墓地でのトールキンのお墓まいり、セント・ジョン通りの旧宅への道中に立ち寄ると、時間の節約になると思います。

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