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指輪物語 フロドの旅 ―「旅の仲間」のたどった道

フロドの旅(評論社刊) Photography (c) The Study of Bag End
『指輪物語 フロドの旅』(評論社刊) Photography © The Study of Bag End – 禁転載

こんな人におすすめ

  • 『指輪物語』、『ロード・オブ・ザ・リング』の地図が欲しい
  • フロドの時代の中つ国の地図が見たい
  • 旅の仲間のルートや行動の日にちを地図で俯瞰したい
  • ※第一紀、第二紀、『ホビットの冒険』のことなど、さらに広範な地図が欲しい場合、『「中つ国」歴史地図』(評論社刊)がおすすめです。

トールキンの中つ国は広大。原作を読んだり映画を見たりしていると、地図が欲しくなりませんか?

この『指輪物語 フロドの旅 ―「旅の仲間」のたどった道』は、『指輪物語』に特化した地図帳です。『指輪物語』を読んだり、『ロード・オブ・ザ・リング』を観たりする時の副読本としてそばに置いておきたい一冊。

地図なら『指輪物語』に付属するじゃないか、と思うかたもいるかもしれません。けど、原作の地図を見て「トールキン教授、もっと詳しい地図をください」と思ったことはないでしょうか? この本はすごいんですよ。著者のバーバラ・ストレイチーさんが原作の地図やテキストから読み取って描いた、より詳細な地図51点が収録されているんです。

著者ご本人が序文に書かれているとおり、これはまず第一に、トールキン教授の『指輪物語』への緻密な設定があるからこそ再現できることです。だから『指輪物語』をとことん読みこむほうが好きな人もいるかもしれません。けれど、地図、地形、旅の仲間がいつ、どんなルートで移動したのかを明解にするのは並大抵のことではありません。どれだけ細かに研究なさったのかは、解説を少し読めばすぐにおわかりになると思います。ストレイチーさんがトールキンの世界設定のすごさを地図と解説とともに紐解いてくれます。

加えて、日本語版には付加価値が二つあります。一つ目は巻末の索引。中つ国の数ある地名を特定することに大いに役立ちます。二つ目は各地図につけられた、旅の仲間の動きを簡潔にまとめた解説。このおかげで、原作であれ映画であれ(映画は原作と違うところもありますが)、物語をある程度記憶していれば、地図を開くだけでさっと出来事を確認できるようになっています。

この書籍はほとんど以下の図のように、右ページに地図、左ページに著者の解説に加え、訳者の伊藤盡先生による旅の仲間の動きの解説が記載されています。なお、書籍のサイズは、閉じた状態でA4サイズよりやや小さめのサイズです。

フロドの旅 台割 (C) The Study of Bag End 禁転載
ページ構成はこんな感じです Image © The Study of Bag End – 禁転載

この『指輪物語 フロドの旅 ―「旅の仲間」のたどった道』のもとになった本は、バーバラ・ストレイチーさんにより『Journeys of Frodo: An Atlas of J.R.R.Tolkien’s The Lord of the Rings』という題名で1981年に出版されました。『中つ国の歴史』シリーズ[1983年から1996年にかけて刊行、未邦訳]の中で編者のクリストファ・トールキンさんは地図に関する点で時折、バーバラ・ストレイチーさんのこのご著書に言及しています。こうした点からも手元においておきたい一冊です。

書籍情報

日本語版

書籍版

指輪物語 フロドの旅―「旅の仲間」のたどった道

作 バーバラ・ストレイチー
訳 伊藤盡

発売日
出版社
評論社
ISBN
4566023761 / 9784566023765
ページ数
118頁
定価
1,980円(税込)
公式情報

電子書籍版

『指輪物語 フロドの旅 ―「旅の仲間」のたどった道』日本語版の電子書籍版は、現時点で未発売です。

出版社による紹介文

本書は、J.R.R.トールキンの壮大なファンタジー『指輪物語』の9人の旅の仲間がたどった道筋を、詳細な地図で再現したものである。その数は実に51枚にも及ぶ。熱烈な『指輪物語』のファンだった著者のバーバラ・ストレイチーは、トールキンの手になる地図以外に、より詳しい地図を、長い間待ち望んだ。そしてとうとう、自らこの困難な作業に挑むことにした。その結果、あの「中つ国」が、私たちの目の前に完全で鮮明な姿で立ち現れることとなった。また地図には、フロドたちがナズグルから身を隠した場所、食事をした場所、野宿をした場所…に至るまでが記されている。日本語版では、巻末に地図索引をつけた。『指輪物語』本編の場面がどのような地形になっているのか、すぐに見つけやすいように。さらに、訳者によって、指輪の仲間の旅の行程を日を追って詳述する解説が加えられた。物語世界の醍醐味を再び味わう一助になることだろう。

目次

  1. ホビット村からブランディワイン橋へ
  2. ホビット村から水の辺村 ― 9月23日のフロド、サム、ピピン
  3. 緑山丘陵 ― 9月23~24日のフロド、サム、ピピン
  4. 末つ森 ― 9月24~25日のフロド、サム、ピピン
  5. マゴットじいさんの農場 ― 9月25日のフロド、サム、ピピン
  6. ブランディワイン橋からブリー村へ
  7. バックル村と高垣 ― 9月25~26日のフロド、サム、ピピン、メリー
  8. 古森 ― 9月26~27日のフロド、サム、ピピン、メリー
  9. 塚山丘陵 ― 9月28~29日のフロド、サム、ピピン、メリー
  10. ブリー村 ― 9月29~30日のフロド、サム、ピピン、メリー、アラゴルン

〔ほか〕

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