The Study of Bag End

『ホビットの冒険』(日本語訳)

トールキン家にはトールキン教授が子供たちに物語をつくって聞かせてあげる慣習があり、『ホビットの冒険』はそのひとつでした。1937年9月に原書『The Hobbit, or There and Back Again』がイギリスで出版されました。これが大人気になったことからトールキンは『指輪物語』の執筆に着手するのです。

『ホビット』の原作は、日本では二種類の翻訳があります。一方は岩波書店から出ている『ホビットの冒険』。もう一方は原書房から出ている『〈注釈付き〉ホビット』です。こちらでは瀬田貞二氏が翻訳した岩波書店の『ホビットの冒険』についてご紹介します。
トールキンは何から手をつけていいのか、読む順番を考えあぐねている方は「中つ国への手引き」を参考にしてみてください。

『ホビットの冒険』はトールキンが最初に書いたホビットが主人公の物語です。ピーター・ジャクソンの映画作品『ホビット』三部作の原作がこの本で、今まで一度も冒険に出たことがないビルボ・バギンズが、13人のドワーフと魔法使いに駆り出されて旅立ちます。

書籍

  • ホビットの冒険 オリジナル版
    トールキンが描いたカバーイラストを元にした版で、挿画もトールキン絵のものが入っています。一冊にまとまっていますが、特徴としては中身が横組みなので好みがわかれるところだと思います。縦組みがよろしければ、岩波少年文庫版をどうぞ。
  • ホビットの冒険〈上〉
    ホビットの冒険〈下〉
    岩波少年文庫で、挿絵は『指輪物語』と同じく寺島竜一画伯がつけています(指輪物語 愛蔵版を除く)。

ハードカバー版

『ホビットの冒険』ハードカバー版は現在、品切れで中古でしか手に入らないようですが、最新情報は出版社のWebサイトをご覧ください。

トールキンがこの版を手に取って写っている一連の写真は有名です(サンドフィールド通りの自宅で撮影されたものですね)。パメラ・チャンドラー氏撮影のこの写真は、「発見された「中つ国の建国スケッチ」と、トールキンの執念」というWIREDの記事の本文中に掲載されています。

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