The Study of Bag End

もしも「若きアラゴルン」が映像化されるなら

アマゾン・プライムのドラマ版『ロード・オブ・ザ・リング』で、「指輪物語の前日譚が描かれる」、「若い頃のアラゴルンが主役になる」という噂が流れてから、なんとまぁもうすぐ1年も経ってしまいそうです。

どんな物語が描かれるのか、いまだファンが知り得る情報はとても少ないのですが、そのうちにしておきたいことがあります。それは「ああいうシーンが見たい、こういうシーンをやってほしい」と好き放題に空想を膨らませて書き連ねておくことです。情報がほとんどない今こそ、自由に思い描けるというものです。それに場合によっては期待を膨らませている時期がいちばん楽しいと思う節もあります。

そういうわけで、書いておきたいと思います。今回は、何か公式、非公式いずれの情報にも基づかない、現段階で考えられる映像化権の範囲も超えるような、一人のトールキンファンの戯言であるということをご留意のうえ、お読みください。

アラゴルンの魅力

ピーター・ジャクソンが描いたアラゴルンはかなり削ぎ落とされた姿でした。彼が本性を表した時(もしくはそうでない時も)、アラゴルンは多くの友人に好かれる質でした。エオメルもフロドも、出会った時の彼の印象をそういうことを語っています。アラゴルンの魅力はそれにとどまらないのですが、強いていうならば彼がもっと多くの人に好意を寄せられる(また、頼られる)人物であったことを、もっと描いて欲しいのです。映画のアラゴルンもかっこよかったですが(ヴィゴは最高です)、何度読んでも原作のアラゴルンの格好良さには感無量になります。

アラゴルンとエルロンドの関係

アラゴルンは、養父であるエルロンドに対して愛情を抱いていました。私の解釈ではその逆もまたしかり。エルロンドが持つ中つ国に対する責任感だけが、ドゥーネダインやアラゴルンに対する援助を支えていたわけではないと思うからです。映画ではいささか冷めた関係性に感じられた点をさびしく思いました。幼きアラゴルンが母親とともに裂け谷に引き取られ、裂け谷のエルフの中でたくましく育つ姿が見たいです。もちろん、エルラダンとエルロヒアの双子の兄弟や、グロールフィンデルも登場してほしいです。グロールフィンデルは特に、そろそろ出番があってもいいのではないですか?

北方の野伏の苦難

アラゴルンが北方の野伏の社会の中に属しているところが見たいです。彼は孤独な旅を長く続けたでしょうけど、指輪戦争の時、ハルバラドら灰色の一行がエリアドールからローハンへ駆けつけるだけの関係性がありました。ハルバラドは登場回数こそ少ないものの、『王の帰還』での存在感は十分にありました。『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』には野伏のオリジナルキャラクターがたくさん出てきて、エリアドールを支えている姿が描かれます。そこにまつわるのはオリジナルエピソードが中心ですが、どれも本当にあったかのように興味をそそられるストーリーでした。灰色の一行にはもともと贔屓だったので、映像でも彼らの姿が見られるといいなと思います。

ところで北方の野伏はイシルドゥアの血筋を残すために、苦難が耐えなかっただろうと思います。アラゴルンの祖父、父ともに早逝しているため、危機的状況だったとも読みとれます。アラゴルンの両親、アラソルンとギルラインの結婚をドゥーネダインの慣習よりも急ぐべきと勧めたのは先見の明に長けた祖母イヴォルウェンでした。ドゥーネダインの血が脈々と続いたのは無鉄砲で場当たり的な対処ではなく、受け継がれた叡智の結集でもあると思うのです。だから、彼らの苦難と希望を描かれたら、ドゥーネダインとアラゴルンの乗り越えた苦難の大きさがより大きなものとして理解されると思います。

アラゴルンとガンダルフの出会い

これはマスト。絶対に欠かせません。

ホビット庄の庄境を見張る野伏たち

いつもシリアスなエピソードばかりでは飽きてしまうかもしれないので、時々はほのぼのエピソードとして暢気に暮らすホビット族のエピソードを挟んで欲しいですね(謎の配慮)。それに類するようなエピソードとして、物好きですが、ブリー村の躍る小馬亭に通い、ブリー村の衆やバーリマン・バタバーに嫌がられるところも見たいものです。

ソロンギル時代

これもマストですね!特に、ミナス・ティリスではデネソールに嫉妬されて欲しい。デネソールはすごくひかれる人物なので、彼の内面の葛藤を描いてほしいなぁと思います。彼は彼なりの責任を負っていたし、務めを果たそうともしていたのです。ソロンギルに話を戻すと、ウンバール奪還を映像化したら、はなばなしいアクションが描けそうです。海賊との戦いはこれまでの中つ国の映像ともちがった場面が描けそうです。この時期にアモン・アンワルにひそかに立ち寄り、エレンディルのお墓まいりをするエピソードが入ることは、地図を見て少し想像しています。

アルウェンとの馴れ初め

裂け谷での最初の出会いもいいのですが、美しいケリン・アムロスが見たいです。そこでの婚約シーンはさぞ美しかろうと思うのです。ケリン・アムロスまで描くとそれでアラゴルンは50才くらいになっています。

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