The Study of Bag End

フロドの旅路をたどる 〜9月23日〜

「ザ・ロード・オブ・ザ・リングス オンライン」(以下、「LOTRO」)は「指輪物語」の世界を自在に歩いてまわることができます。長らくやってみたかった、フロドの旅路をたどるホビットの遠足をしてみようと思います。今回は、映画では大部分が省略された袋小路屋敷から堀窪までを歩きます。

Sayawen in Hobbiton
ホビットになったわたくしがご案内します。

フロドは50歳の誕生日を、ガンダルフの帰還を待ちながら若い友人たちと袋小路屋敷で祝います。9月22日のことでした。旅の仲間に加わるメリーとピピンの他、フレデガー・ボルジャーとフォルコ・ボフィンが引っ越しの手伝いに来ていて、一緒に祝いました。23日になってもガンダルフは現れません。ガンダルフはこの時、アイゼンガルドで長らく囚われの身となって脱出した直後でローハンにいたのです。

メリーとフレデガーは荷馬車で先に堀窪へ向かいました。23日の昼食をとった後、フォルコは帰宅しました。残ったピピンと、旅を一緒にすることになっていたサム・ギャムジーと3人で堀窪まで歩くことになりました。お茶をした後、陽が沈んで、それから出発したのです(今回はホビット庄の美しさもよくわかるよう、昼間のシーンをお届けします)。

袋小路屋敷
袋小路屋敷。ロベリアとロソが玄関にいます。見つからないようにこっそり眺めましょう。
お山の小道の下の門
袋小路の小道を下って道路にでます。これが「小道の下の門」です。

映画では玄関からすぐのところに門があり、それが袋小路屋敷の敷地の境になっていますが、実はもっと広いんですね。

出発する前、フロドは一度お山を少し下りています。この門は玄関の東側にあり、面している道路は、左(北)へ行くと山越村、右(南)へ行くとホビット村や水の辺村に至ります。

お山の麓から
お山の道を下ったところから北側を眺めます。少し上、左側の柵のあるところが…
袋枝道の入口
サムの家がある袋枝路の入口。手前が一番地で、一番奥がギャムジー家。

袋枝路も道の先は行き止まりになっています。1フロドがここを通りかかった時、とっつぁんが黒の乗手を応対する声を聞きます。それを聞いたフロドは急いで屋敷に戻りました。そしてフロドはサムに屋敷の鍵をとっつぁんに預けに行かせ、途中で合流することにします。人の噂話ばかりする住人たちに嫌気のさしたフロドは町を通らずに旅立つことにします。出立直後にナズグルの追跡に合わずに済んだのは、この判断が功を奏したといえます。

お山から南側を望む
お山から南側を望む。とてもいい景色です。パーティの野原がすぐ下に見えます。

この眺めです。袋小路屋敷が一等地に建てられた(掘られた)ことがよくわかる景色です。小川の流れる谷間を挟んで向こう側にはトゥック郷の丘があります。

袋小路屋敷の西側
袋小路屋敷の西側
蘭草の沼地
お山の西側に蘭草の沼地

フロドとピピンはさっきの道には行かず、屋敷の西側に出て庭の小道を降ります。LOTROではお山のすぐ西側に蘭草の沼地があるのですが「指輪物語」第一巻に掲載されている地図と比較すると、もっと北西の方向にある印象です。それにより、この先のルートがあやふやになってしまうのですが、サムと合流した後に渡った「狭い板橋」は追分の北側にあたる道にかかっています。

狭い板橋
LOTROでは沼地で小川にかかる「狭い板橋」

この板橋を渡った後、彼らは南へ向かい東海道を渡ります。ゲームでは道があり、人気もあまりないですから、おそらくこの道を通ったということになるのでしょう。この道はそのまま追分にでるのです。地図を見るとずいぶん距離があるので、追分を経由して3時間で休憩地点に到達するのは少し無理に感じます。2この板橋よりも下流に、橋はありませんが、川幅が狭くなったところがあり、ゲームではそこを渡ったという設定にしたほうが無理がないように思います(どうなんでしょうか?)。

板橋から南方向の東街道へ向かう道
板橋から追分へ向かう道

東街道を渡ってトゥック郷に入ってもしばらく道には出ず、ホビット村や水の辺村が見渡せる高台を南東の方向に向かって歩きます。フロドが「はたしてあの谷間をまたこうして眺めることがあるだろうか。」とつぶやいたのもこの時でした。この日は満天の星空の中の旅路でした。

トゥック郷方面からホビット村の谷間を望む
トゥック郷方面からホビット村の谷間を望む

三時間ほど歩いて樺の木の下でつつましい夕食をとりました。それからまた歩いてすぐ狭い道に行き会います。ここを通って山道に入りこみました。ピピンが眠気を訴えたことから、道をはずれて樅林の下で見張りも立てずに夜を明かしました。

ゲーム画面の権利はすべて Standing Stone Games LLC. にあります。

Footnotes

  1. ^バーバラ・ストレイチーの地図では袋枝路はお山を麓を巡って山越村に至ることになっているが、トールキンは「袋枝路の突きあたりの角を…」と書いている。おそらく小道以上のものではないのだろうと思います。
  2. ^バーバラ・ストレイチーによればおよそ8マイル〜9マイル歩いただろうとのこと。

New Articles