ホビット族の家のつながり

この記事は「トールキンアドベントカレンダー 2015」の5日目の記事です。

ホビット族は、自分たちがどの家に属しているのかを重視して、誰と誰が家系的にどういうつながりにあるのかを話のたねに楽しくお話ができるという特性を持った種族です。こういった特性は「ホビットの冒険」と「指輪物語」とその映画版でも象徴的に描かれているシーンがいくらかありました。そして、そういうことが話題になるということは、大した事件もなく平和な日々を送っている種族とも言えます。

ホビット族の家系図は「指輪物語:追補編」に収録されてありますが、単純ながら数も多く繋がりも多いので、あれだけ見ても把握しきれず、ビルボとフロドを中心に家系的つながりを必要部分だけいくらか抜き出してみることにしました。

「指輪物語」の中に登場する「いとこ」は、日本で通常使われるそれよりも広い範囲を指し示しているようです。

いとこは英語では通常「cousin」と訳されるが、「cousin」が指す範囲は「親の兄弟姉妹の子供」を含めた「同世代の傍系親族全体」が含まれる。

ビルボとフロドのつながり

バギンズ家

バギンズ家としての、ビルボとフロドのつながり
バギンズ家としての、ビルボとフロドのつながり

バギンズ家として見る場合、ビルボにとってフロドは傍系卑属の7親等の関係ということになります。

トゥック家

ビルボとフロドのトゥック家としての血のつながり
トゥック家としての、ビルボとフロドのつながり

トゥック家として見る場合には、ビルボにとってフロドは同じく傍系卑属の5親等ということになります。トゥック家の方が血のつながりが近いです。フロドの母上はブランディバック家の出身ですが、母系祖母に当たるミラベラがトゥック家出身です。

フロドとメリーのつながり

ブランディバック家における、フロドとメリーのつながり
ブランディバック家における、フロドとメリーのつながり

前述の通りフロドの母上がブランディバック家出身なので、ブランディバック一族のメリーとも家系がつながっています。

ビルボ、フロド、メリー、ピピンはトゥック家でつながる

トゥック家系における、ビルボ、フロド、メリー、ピピンのつながり
トゥック家系における、ビルボ、フロド、メリー、ピピンのつながり

ビルボ、フロド、メリー、ピピンはトゥック家系で全員がつながります。ちなみにPJ映画版のピピンが踊る小馬亭でフロドとピピンの血のつながりについて教えてくれます。

Baggins? Sure I know a Baggins! He’s over there. Frodo Baggins! He’s my second cousin once removed on his mother’s side and my third cousin twice removed on his father’s side, if you follow me.

The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring / movie
バギンズ家における、フロドとピピンのつながり
バギンズ家における、フロドとピピンのつながり

小馬亭でピピンが教えてくれた父方のつながりがこちら。こんな親戚関係を把握しているのはほんとホビット族だけじゃないでしょうか…(笑)。

ビルボと、旅の仲間になったホビット3人はみんなトゥックの血が混じっているんですね。フロドのことをトゥックの血が入った人としてあまり認識していませんでした。ちょっと変わったホビットらしかぬ人はもしかしたらそうなのかもしれません。でぶちゃんと言われたフレデガーもトゥック家の家系図に名前を連ねていますね。

ビルボの別れの宴での演説で家の名前を呼ぶシーンの順番がこの順であることも、家系図を見て納得しました。「バギンズ家、ボフィン家、トゥック家、ブランディバック家…」と続くのは、おそらくですが、ホビット村のバギンズ家がバルボ・バギンズとベリラ・ボフィンからおこっているので、ボフィン家が2番目なのでしょう。

追補編はまだ深堀りをする余地が多そうです。


「トールキンアドベントカレンダー2015」6日目はhigashi1193さんです。